勃起補助器具が長続きしない理由

陰圧式勃起補助器具

勃起補助器具は、副作用がなく効果が得やすく、しかも治療法として変更したいと思ったら好きな時に変更できるのが利点です。

 

良いことづくめだと思われるかもしれないが、実際にこの治療法を勧めた患者さんでは、ずっと継続して使っていた患者さんは意外に少ないです。多数例の使用経験を持つ病院の調査でも、半数近い人が使用を中断しているという事実が報告されています。理由としてはいくつか挙げられます。

 

第一には、勃起させる操作にある程度なれと、若干の手間がかかることです。しかもこの操作を、セックスを始める直前や、ムードが盛り上がって来た途中でしなければならないというのは、かなりその場の雰囲気に水を差す結果になります。やっているうちにここまでしてという思いがだんだん強くなってくるだろうし、男としてはとの都度プライドが気付尽きます。パートナーの女性に十分に理解してもらい協力してもらわなければ、この方法を続けていくのは困難でしょう。

 

第二点は、陰圧式勃起補助器具で得られた勃起は強制的・人工的なものであり、あくまでも生理的・自然な勃起ではないということを知っておく必要があります。生理的な勃起の場合、ペニスの皮膚はもちろん血流があるし、海綿体内においても血流の循環は保たれていれ、ペニスの温度は体温と同じ「熱い勃起」です。

 

所が陰圧式によって強制的にもたらされた勃起は、その状態を維持するためにペニスの根元にゴムリングで締め付け、ペニスの血流を遮断してしまわなければならない、このようにして得られた勃起では、ペニスの皮膚の血流も遮断されてしまう結果、温度も下がり、女性には会館よりもむしろ異物感や、不快を感じさせてしまうことがあるようです。これを「冷たい勃起」と表現した研究者もいます。

 

第三点目は、やはりペニスを締め付けることによる男性自身の痛みや不快感が挙げられます。